シーズンインに向けた準備【ロードバイク】
寒い冬の間はロードバイクに全く乗らないという人も多いはずです。
特に、積雪量の多い地域だと走りたくても走れない状態になってしまいます。
ローラー台などで室内トレーニングを行なっている人であれば、定期的にロードバイクを動かしているので、そこまで心配は必要ありません。
しかし、冬の間ロードバイクが部屋のディスプレイ化していたという人は、シーズンインに向けてメンテナンスをしっかりと行う必要があるでしょう。
では、どのような点をチェックすればいいのか詳しく解説していきます。
タイヤの空気圧をチェック
サイクリングに出かける前に必ずタイヤに空気を入れている人であれば問題ありませんが、ついつい忘れてしまうという人は要注意です。
ロードバイクタイヤの空気圧は乗っていない間もジワジワと下がっていくので、長期間乗らないでいると、空気圧が不足しパンクの原因になってしまいます。
また、空気圧が不足した状態で置いているとタイヤにひび割れが生じてパンクを招きやすくなります。
空気圧だけでなく、タイヤの状態も確認して、必要に応じて交換するといった対応をしてください。
埃を取り除く
室内でロードバイクを保管しておけば、サビなどを防ぐことができますが、室内保管でも長い間置いていると埃をかぶってしまいます。
カバーなどを車体にかけるなどして対処することもできますが、ロードバイク全体に埃が溜まっている場合は、それを取り除いてから走るようにしましょう。
フレームなどに溜まった埃はウエスなどでサッと拭き取るだけでいいのですが、コンポ周りに関してはしっかりとチェックした方がいいでしょう。
埃が付着したまま走ると、さらなる汚れの原因にもなりますし、チェーンやブレーキなどの性能を落としてしまう可能性も考えられます。
車体全体を見渡して溜まった埃を取り除いておきましょう。
ボルトやネジの緩みをチェック
ロードバイクを長期間放置していると、各パーツを固定しているボルトやネジが自然に緩んでくることがあります。
そのため、久しぶりに乗る際は全体の緩みチェックを行なっておきましょう。
ハンドルやステム、サドルはもちろん、ディレイラー、ブレーキ、ボトルケージなど、緩みが起きていないかをしっかりチェックしてください。
もし可能であればトルクレンチを使って適正トルクで締め付けられているかを確認してみましょう。
また、シートポストなど長期間放置しているとフレームと固着して抜けなくなることがあるので、一度抜いて確認を行い、適宜グリスを塗るといった対応をしてください。
ロードバイクの安全に関わる部分なので、忘れずにしっかりとチェックしてみてください。
各パーツの消耗具合をチェック
久しぶりにロードバイクに乗るということで、各パーツが交換時期に来ていないかも確認してみてください。
基準がわからない場合は、乗る前に自転車ショップに持ち込んで全体の点検をしてもらうのが無難です。
ブレーキ系やチェーン周り、タイヤ、ワイヤーなど必要に応じてパーツ交換を行い、良い状態で走り出せるようにしてください。
注油
シーズンインを気持ちよく迎えるために走行前の注油を忘れずに行なっておきましょう。
チェーンを始め、ブレーキやシフトレバー、ディレイラーの可動部分にもオイルを挿して動きを良くしておきましょう。
注油を行なってからクランクを回して、チェーンの潤滑や変速に問題ないかもチェックしてください。