コラム

回転系パーツ(ハブ、BB、プーリー)のメンテナンスで走行性能アップしよう!

ロードバイクのアップグレードでよく言われるのがホイールやコンポのカスタマイズですが、より細かいパーツを定期的にメンテナンスするだけでも快適な走りを維持することが可能です。

特に、「ハブ」「BB」「プーリー」といった走行時に回転しているパーツをメンテナンスすると、まるで新品に乗っているかのような快適な走りが手に入るでしょう。

そこで今回は回転系のメンテナンスについて解説していきます。

回転系パーツとは?

イメージ

ロードバイクはそもそもペダルに伝えた力によって、ベアリングの入ったBBによってクランクを回転させ、そこからフロントチェーンリング→チェーン→スプロケット・プーリー→リアハブの回転を通じて前方方向に進むことができます。

そのため、ハブやBB、プーリーといった回転系のパーツをメンテナンスし、動きを滑らかにすることで、加えた力をより効率よく推進力に変えることができます。

しかも、ホイールや各種パーツを購入するよりも、メンテナンスであればお金もかかりませんし、コスパよく走りの質を上げることができるでしょう。

自分で作業したり、ショップに依頼したりして、回転系のパーツを良好に維持するようにしてみてください。

回転系パーツのメンテナンス方法

では、回転系パーツのメンテナンス方法を解説していきます。

メンテナンスの頻度や作業手順などを詳しく見ていきましょう。

また、パーツの種類や規格によって、作業が難しい場合もあるので自分が使っているパーツをよく確認しておきましょう。

ハブ

ホイールの中央部にあるハブは、内部にベアリングが内蔵されており、ハブ軸の受けにすることで回転をしています。

使用を続けるとグリスが徐々に切れていき、回転が鈍いホイールとなってしまいますので、定期的なグリスアップが必要です。

メンテナンスの目安としては、ホイールの軸を回してみたときに回転が重たいと感じた場合を基準にするといいでしょう。

また、SHIMANOのカップ&コーンタイプのものであれば、分解とグリスアップが可能ですが、他社製のハブだとメンテナンスフリーになっているものもあります。

ハブの分解には「ハブスパナ」と呼ばれる専用工具が必要です。ハブに使われているナットに適したサイズのものを使用して、ロックナット・スペーサー・玉押しを取り外し、ハブ軸を抜くと内部のベアリングが見えてきます。

ベアリングを取り出し、ディグリーザーを使って全体を洗浄します。新しいグリスをハブの中やベアリングに塗り、元通りに組み立ててください。

BB

BB(ボトムブラケット)は、クランクの軸を支え、ベアリングによって回転を生み出すパーツのことです。

ハブと同様に使用を続けるとベアリングに充填されているグリスが切れ、クランクの回転が鈍くなり、異音が発生してしまいます。

一般的に走行距離10,000km程度での交換が推奨されていますが、クランクの回転を観察しながら、適切な時期を見極めるのも重要です。

BBに関しては、SHIMANOの「ホローテックⅡ」やキャノンデールの「BB30」など、さまざまな規格が増えています。

ハブのようにグリスアップしたいところですが、最近の製品になってくると寿命が来たら即交換が基本になっているようです。

同じモデルのBBを購入するか、フレームやクランクの規格に適合したBBを購入し、適宜交換を行ってください。

作業手順(ホローテックⅡのBB)としては、まず5mmの六角レンチでクランクのボルトを取り外し、脱落防止の爪を引き上げ、左右のクランクを取り外します。

BBツールなどを使って、左右のBBを緩めれば取り外しが可能です。内部のクリーニングを行い、グリスを塗布してから新しいBBを取り付けてください。

SHIMANOのホローテックⅡのBBであれば、5mmの六角レンチやBBを取り外す専用工具を用意するだけで比較的簡単に行えます。

しかし、BB30などのプレスフィットタイプのBBだと専用の圧入工具を使わなければならず、作業難易度も高いのでショップに依頼するのが無難です。

プーリー

プーリーも地味ですが回転しているパーツなので、定期的なメンテナンスを行うのが効果的です。

SHIMANOの場合、105以下のプーリーは「プッシュ式」、ULTEGRA以上だと「ベアリング式」になっており、プッシュ式なら取り外して分解・洗浄・注油をするだけでメンテナンスが完了します。

しかし、ベアリングが内蔵されているプーリーはメンテナンスが困難になっているため、定期的な交換で対応しましょう。

プーリーの取り外しには、3mmの六角レンチを使用します。

リアホイールを取り外して、チェーンにテンションがかかっていない状態にしてから、プーリーを固定しているボルトを緩めて取り外してください。

まとめ

イメージ

回転系パーツのメンテナンスについて解説しました。

SHIMANO製であればパーツ交換になったとしても2,000~3,000円程度と安い金額で購入できるパーツばかりです。

作業をショップに依頼しても、10,000円程度で済む内容といえるでしょう。

定期的に回転系パーツをメンテナンスして、自分の愛車を良好な状態に保てるようにしてみてください。

コラム一覧