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サイクリングのルート選びのコツについて

サイクリングコースであれば案内に従って進めばいいので迷うことはありませんが、サイクリングでは自分でルートを決めて自由に走ることもありますよね。
長い道のりさまざまな道路を走ることになるわけですが、走行ルート選びで失敗してしまうと痛い目をみることもしばしばあります。

今回はサイクリングのルート選びのコツについて解説していきます。

サイクリングのルート選びの注意点

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まずは、サイクリングのルート選びでやりがちな失敗例を紹介していきます。
マップの道を見ただけでは把握できないものばかりなので安易にルートを決めてしまうと大変な思いをしなければなりません。

交通量の多い道

目的地までの最短距離を走ろうとして交通量の多い道を選んでしまうのは推奨できません。単純に危ないですし、制限速度が高い道や自転車が安全に走るスペースがない道など、交通量の多さと併せてリスクを高めてしまう要素が数多くあります。
できれば車の少ない道で気楽に走れるようにしましょう。

補給ポイントがない

サイクリングでは水分補給、補給食が非常に重要です。エネルギーが切れた状態では走れませんし、水分補給をしなければ熱中症になってしまいます。

サイクリングで携帯できる飲料水や補給食の量には限界があるので、途中でコンビニなどに立ち寄る必要が出てきます。
そんな中で田舎道などを走る際には、コンビニなどがほとんどないので位置を事前に把握しなければなりません。

激坂だらけ

いくら目的地までの最短距離だからといって走りにくい道や激坂などを選んでしまうと体力を余計に消耗してしまいます。マップ上では道の勾配などをみることができないため、こういったことがよく生じます。

特に注意したいのが道が九十九折になっているような場所です。こういった道は勾配が急になっていることが多いので、ヒルクライムが苦手な人は避けて、遠回りでも平坦基調の道を選ぶといいでしょう。

トンネルが多い

サイクリングで危険な場所の1つが「トンネル」です。暗く視界が悪い上に、車が後ろから抜いていくのでリスクが高まります。
できればトンネルは避けたいところですが、絶対に避けられるというわけでもないので、ルート上にあるトンネルの「距離」や「明るさ」「進行方向の勾配」「歩道の有無」などをストリートビューなどで把握しておきましょう。

サイクリングのルート選びのやり方

これらの注意点を踏まえた上で具体的なルート作りを見ていきましょう。最短距離ばかりを選んで失敗したことがある人は参考にしてみてください。

目的地までのルートを確認

まずスタート地点から目的地に至るまでにどのようなルートがあるのかを確認します。何通りかのルートが候補に上がってくると思います。
そこから走行距離だけではなく、交通量の少ない道や平坦基調で走りやすい道などを比較していき快適に走れるルートを選んでいきます。

自分の力量に見合ったルートか確認

走行距離や獲得標高、上り坂の勾配などを見ながら走り切れるかどうかを確認していきます。走り切れない距離になっていたり、距離は短くても勾配が急な激坂が多いなど、自分の脚力に合わないルートは選ばない方がいいです。

また、全体のバランスを考えながら上り坂の配分を決めていくというのも重要です。

補給ポイント・注意ポイントの確認

大まかなルートが決まったらコンビニなどの補給ポイントやトンネルなどの注意ポイントを確認していきます。

どこで補給食や飲料水を補充するのか、どの辺に危険なポイントがあるのかなどを事前に把握して走行計画を立てていきます。

トラブルを想定したルートづくり

サイクリングをしているとパンクなどのトラブルが生じます。中には、走行不能になってしまうこともあります。 そういった場合でも、ルートの近くに駅があれば輪行で帰ることができます。自転車保険によってはロードサービスが付帯しているものもあるでしょう。

トラブルが起きることを想定してルート上でどのような準備や対応をすればいいのかを予め把握するのが重要です。

まとめ

サイクリングのルート選びのコツを解説していきました。走りきるのが大変な道や走っていてストレスの溜まるような道はできるだけ避けた方がいいです。
安全で快適に走れるルートを選んで楽しいサイクリングができるようにしましょう。

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