コラム

7/6開幕!第106回ツール・ド・フランスの注目ポイントをおさらい

ついにこの時期がやってきました。毎年7月自転車ファンが1年で最もワクワクするシーズンです。今年も世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」が開催されます。

今年で106回目となる今大会は、誰がマイヨ・ジョーヌの栄光に輝くのか目が離せませんね。今回は7/6に開幕する第106回ツール・ド・フランスの注目ポイントをおさらいしていきます。

第106回ツール・ド・フランスの基本情報

ツール・ド・フランスは今年で106回目を迎えますが、今年でなんと総合優勝の証「マイヨ・ジョーヌ」が誕生して100周年を迎えます。

そして、今年はツール・ド・フランス総合優勝歴代最多5回の実績を持つ伝説の自転車ロードレーサー「エディ・メルクス」が初めてマイヨ・ジョーヌを手にした1969年から50周年の記念大会でもあります。

それもあり、今年のスタート地点はベルギーの「ブリュッセル」となっており、第1ステージはエディ・メルクス所縁の地を通るコースが設定されています。

第106回ツール・ド・フランスは、ベルギーのブリュッセルをスタートし、その後フランスへと渡り、東側を通りながら中央山塊へと向かっていきます。そして、フィレネー、アルプスと山岳決戦が続いていきます。
今年はフランス全土を「Z」を描くように進んでいきます。

全21ステージ、総走行距離3460kmの壮大な戦いが繰り広げられます。
例年に比べタイムトライアルの距離が短く、山岳ステージの比重が増した今大会。クライマー向きと評される中で、誰が優勝に輝くのか注目です。

● ツール・ド・フランス公式サイト https://www.letour.fr/en

● ツール・ド・フランス公式Twitter

● JSPORTサイクルロードレース

https://www.jsports.co.jp/cycle/tour/?utm_source=site&utm_campaign=letour.fr_%2Fcycle%2Ftour%2F_redirect_080707

第106回ツール・ド・フランスの参加チーム

第106回ツール・ド・フランスには、全22チーム総勢176名が参戦します。
ワールドツアーチームが18、プロコンチネンタルチームが4という内訳になっています。

ワールドツアーチーム

・チームイネオス
・モヴィスターチーム
・UAEチームエミレーツ
・チーム カチューシャ アルペシン
・ボーラ ハンスグローエ
・アスタナ プロチーム
・トレック セガフレード
・ドゥクーニンク クイックステップ
・チーム ユンボ ヴィスマ
・チーム サンウェブ
・チーム ディメンションデータ
・AG2R
・EFエデュケーションファースト
・バーレーン・メリダ
・ミッチェルトン スコット
・ロット スーダル
・グルパマ エフデジ
・CCCチーム

プロコンチネンタルチーム

・ワンティ ゴベール
・コフィディス
・チーム アルケア サムシック
・トタルディレクトエネルジー

第106回ツール・ド・フランスの注目選手は?

ツール・ド・フランスの注目選手を紹介していきます。
今年はどのような面々が激しい戦いを繰り広げるのでしょうか。

マイヨ・ジョーヌ

総合優勝の証「マイヨ・ジョーヌ」を争うことが予想されるのは以下のメンバーです。

【チームイネオス】:フルームが怪我で離脱もチーム力は健在

・ゲラント・トーマス:前年覇者、背番号1を着用してのチャレンジ。フルーム不在で優勝候補筆頭に!
・エガン・ベルナル:コロンビアの若手成長株、直前のツール・ド・スイスでは総合優勝の活躍!山岳ステージでの活躍に期待

【モヴィスターチーム】:トリプルエース体制復活がどうなるか?

・ナイロ・キンタナ:近年思うような結果が出ていないが山岳での強さは大会随一
・アレハンドロ・バルベルデ:アルカンシェルを着用しての参戦、ベテランの強みを生かす
・ミケル・ランダ:ジロ4位、チームメイトのカラパスにマリア・ローザを譲るもコンディション次第では、今大会のエースかも?

【UAEチームエミレーツ】

・ダニエル・マーティン:パンチ力のある総合系ライダー、今年は上位入りなるか?
・ファビオ・アル:病気の治療からついに復活。優勝戦線に食い込むコンディションではないが注目

【チーム カチューシャ・アルペシン】

・イルヌール・ザカリン:ロシアの総合系ライダー。上りでの強さが際立つ

【アスタナ・プロチーム】:今期破竹の勢いで勝利を量産!

・ヤコブ・フグルサング:クリテリウム・デュ・ドーフィネを制した伏兵。もしかしたらマイヨ・ジョーヌもあるかも?

【トレック・セガフレード】

・リッチー・ポート:万年優勝候補返上なるか?今年こそ優勝争いを!

【チームユンボ・ヴィスマ】

・ステファン・クライスヴァイク:ジロでのログリッチェの無念を晴らせるか?

【AG2R】

・ロメン・バルデ:フランスの期待を一心に背負うライダー

【EFエデュケーションファースト】

・リゴベルト・ウラン:総合2位の経験もある実力派。ハマれば強い!

【バーレーン・メリダ】

・ヴィンチェンツォ・ニバリ:ジロ2位の活躍。コンディションはどうか?

【ミッチェルトン・スコット】

・アダム・イェーツ:近年サイモンの影に隠れがちだが、ここで活躍を見せるか?

【グルパマ・エフデジ】

・ティボー・ピノ:フランス期待の未完の大器。3年ぶりのツール出場でどのような成長を見せるか

【チーム アルケア・サムシック】

・ワレン・バルギル:フランス三羽烏の一人。山岳賞を獲った走りが戻れば面白い存在。

マイヨ・ヴェール

キング・オブ・スプリンターの証「マイヨ・ヴェール」。ステージ優勝争いも注目なスプリンターたちを紹介していきます。

【ボーラ ハンスグローエ】

・ペーター・サガン:自身7度目のマイヨ・ヴェールを狙う。リック・ツァベルの持つ最多マイヨ・ヴェール記録更新なるか。

【ドゥクーニンク クイックステップ】

・エリア・ヴィヴィアーニ:クイックステップで勝利を量産するスプリンター。ジロの悔しさを晴らせるか。

【チーム ユンボヴィスマ】

・ティラン・フルーネウェーヘン:ここ2,3年で力をつけてきた本格派スプリンター。パワーならNo1か。

【ロット スーダル】

・カレブ・ユアン:ジロ2勝と勢いに乗る若手スプリンター。ポケットロケット炸裂なるか。

【チーム アルケア・サムシック】

・アンドレ・グライペル:ベテランスプリンターがプロコンチームで参戦。往年の走りを見せられるか。

まとめ

第106回ツール・ド・フランスの注目ポイントをまとめていきました。優勝候補筆頭だったクリス・フルームが直前のレースで負傷し、ツール欠場となるトラブルもありましたが、それにより優勝争いがより混沌となる様相を呈しています。 100人目のマイヨ・ジョーヌに輝くのは誰なのか。そして、今年はどのようなドラマが起きるのか注目です。

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