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ロードバイクの価格帯は?価格と性能の違いを解説

ロードバイクを始めてみようと考えている人の多くは、「ロードバイクって一体いくらぐらいするんだろう?」と思っているでしょう。 一般的なママチャリなどと比較しても、ロードバイクは高価なイメージもあり、どれぐらいのお金を用意すればいいのかも迷ってしまうでしょう。 お店に行って、50万円以上するようなロードバイクを見かけて気圧されることもあるので、ロードバイクの価格帯は事前に把握しておきたいところです。 今回はロードバイクの主な価格帯と性能について詳しく解説していきます。

ロードバイクにおける性能の判断基準

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まずは、ロードバイクの性能の良し悪しを判断する基準を大まかに紹介します。 見るべきポイントは、主に「フレーム素材」と「コンポーネントのグレード」の2つです。 「フレーム」というのは、ロードバイクの車体部分を指し、前三角・後三角の形状で成り立っています。フレームの素材には、「アルミ」「カーボン」「クロモリ」の3種類があり、価格・性能的には「アルミ」<「カーボン」という認識でいいでしょう。 「クロモリ」に関しては、少し特殊な位置にある素材でもあります。 「コンポーネント」は、ブレーキやギアなどといったロードバイクの駆動系を担うパーツの総称を指します。「ブレーキ」「スプロケット」「チェーン」「クランク」「ディレイラー」などが含まれます。 コンポーネントに関しては、日本の「SHIMANO(シマノ)」というメーカーが使われたロードバイクが多く販売されており、SHIMANOのグレードを知ることで、おおよその価格帯が把握できます。

HIMANOコンポーネント グレード一覧

下位グレード

Claris(クラリス) SORA(ソラ)

中位グレード

Tiagra(ティアグラ) 105

上位グレード

Ultegra(アルテグラ) DURA-ACE(デュラエース)

完成車のコンポーネント部分を見てみると、グレードの表記が確認できます。

価格帯別に見るロードバイクの種類と性能

ロードバイクについて基本的な見方が理解できたところで、ここからは価格帯別の種類や性能などについて詳しく紹介していきます。

10万円~20万円 エントリーモデル(初めての人にオススメ!)

10万円~20万円の価格帯は主に「エントリーモデル」と呼ばれるロードバイクがラインナップされています。初めてロードバイクを購入される方にとって、調度いい価格と性能をもっています。 フレーム素材はアルミがメインで、コンポーネントも下位グレードが中心となります。 それでも普段ママチャリにしか乗ったことがない人であれば、劇的な違いを体感できるでしょう。
【フレーム素材】アルミがほとんど(一部カーボンモデルもあり)
【コンポーネント】Claris、SORA、Tiagra(105が使われている場合もあり)

20万円~40万円 ミドルモデル (2台目向き、中級者が買う)

20万円~40万円の価格帯は、「ミドルモデル」と呼ばれています。主に、エントリーモデルからのアップグレードで購入したり、中級者が選びます。 この価格から、フレーム素材にカーボンが使われているものが多くなり、コンポーネントも中上位グレードとなります。 走りの性能や快適性において、エントリーモデルよりも一段上のスペックになります。本格的にロードバイクを始めるなら、最初の1台に選んでみてもいいでしょう。
【フレーム素材】カーボン(一部アルミの上位モデル)
【コンポーネント】105、Ultegra

40万円~ ハイエンドモデル (レース向き、上級者向き)

ロードバイクが高価だというイメージが強いのは、このグレードが要因といえます。主に、40万円から先はハイスペックモデルが中心となり、150万円を超えるモデルも存在します。 この価格帯ぐらいから、完成車ではなく、フレームやコンポーネント、ホイールなどを別々に購入する形になることもあります。 フレームだけで50万円以上するものもありますし、ホイールで30万円みたいなこともザラにあります。性能に関しても、軽量性や空力性、剛性や走行性能など、桁違いになってきますし、モデルによって突出した部分が異なってきます。 この辺ぐらいになると、上級者やレースを走るライダー、お金に余裕のある人などが購入していきます。まず初心者向きではありません。
【フレーム素材】カーボン
【コンポーネント】Ultegra、DURA-ACE

ブランドによっても価格帯は異なる

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おおよその価格帯をみていきましたが、当然ながらブランドによっても価格帯は異なります。同じフレーム素材、コンポーネントを使っていても、ブランドによって価格の差があります(もちろんディティールの差もあります)。 なので、ロードバイクを初めて購入される方は、コスパ重視なブランドや、高級志向なブランドをある程度把握しておくといいでしょう。 AXIS取扱いメーカーの中でいえば、コスパ重視なのは「LOUIS GARNEAU」「FELT」あたりで、高級志向なのは「LOOK」「cervelo」といった感じです。 また、ブランド内でもコスパモデル、高級モデルと住み分けを行なっているものもあります。

まとめ

ロードバイクを初めて購入するにあたって、どれぐらいお金を用意すればいいのか理解できたと思います。初めて買うなら、15万円ぐらいを目安に考えておけば、エントリーモデルとして満足のいくロードバイクを購入できます。 ママチャリとは明らかに異なる疾走感を体感すれば、ロードバイクが高い理由も自ずと理解できると思います。価格にビビってしまうことは多いですが、ぜひ購入を検討してみてください。

【AXIS取扱いメーカー一覧】 https://bicycle-axis.com/manufacturers/index.html

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